能登半島地震に伴う配送遅延について
令和6年1月1日に石川県能登地方で発生した地震により、
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この地震の影響により、一部の地域において、
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LUXE Journal vol.6
大人が手に入れたい全てはここに。
セオリーリュクスと私の新しい関係 vol.06
時代や年齢とともに変わり続ける「美しさ」の基準。年齢を重ねるほどに「健康」であることは、美の根幹をなすものであることは間違いない。今回「リュクス ジャーナル」にご登場いただいたのは、まさに"健康美"の象徴でもある元オリンピック選手・潮田玲子さん。バランスよくしなやかに生きること、そして自身に対する肯定感こそ、今の時代の美につながると感じさせてくれる存在だ。そんな彼女がこの春新たに挑戦したいアイテムを着こなしてくれた。
過度なプレッシャーをかけず伸びやかに
育ててくれたから、今の自分がある
元オリンピックバドミントン代表選出として知られる潮田玲子さん。現役時代はまさしく"美しすぎる"という形容詞で語られたアスリートであり、ダブルスを組んでいた小椋久美子さんとの"オグシオ"コンビも社会現象になるほどインパクトがあった。
そんな潮田さんも今や二児の母。現在はコメンテーターとして情報番組に出演したり、家族でYouTubeチャンネルを開設するなど第二の人生を楽しみながら歩んでいる。
「現役時代も今も変わらずファションや美容が大好き」と語る潮田さん。母方の実家は美容院を経営する美容一家でアスリートとは無縁の家庭だった。
「小さな頃からヘアスタイルやネイルなど女の子としてきちんとしなくちゃだめと言われ続けてきました。試合で遠征する時には、ファッション誌を荷物の中に入れて行くような子だったので、選手であってもおしゃれはしたいと思っていたタイプですね。もちろんバドミントン中心の生活ではあったけれど、頭の中はスポーツ一色というのではなかったですし、両親から過度なプレッシャーをかけられることもなく、本当に伸び伸びと育ててもらったと思います。だから子供時代にはオリンピックに出るなんて想像もしておらず、バドミントンは楽しいから続けているぐらいの、かなりアスリート意識の低い子でした(笑)」(潮田さん)。
着用商品
右側の筋肉だけ肥大しアンバランスに。
着たい服が似合わなかった現役時代
そんな普通の感覚を持つ女の子だった潮田さんにとって、おしゃれの妨げになっていたのがアスリートならでの体型問題。今でこそヘルシーなボディイメージでどんな服でも着こなせそうだが、現役時代には大きなジレンマがあったという。
「バドミントン選手の場合、ラケットを持つ右肩が大きく、また右腕だけがすごく太くなるんです。さらに打つ時に利き足をぐっと一歩前に踏み出すため、右ももの筋肉が肥大化。身体の右側だけがどんどんたくましくなってしまって(笑)。着たい服が本当に似合わなくて、選手としてはいいのかもしれないけど、普通の女性として身体のバランスが悪いのも悩みでした。ファッション好きゆえにストレスはありましたね。
引退後は体重と筋肉が落ち、ようやく好きな服を着られるようになりましたが、ちょっと負荷をかけて鍛えたりすると、あっという間にムキムキになってしまうんです。筋肉が覚えているアスリート体質なので、今はできるだけ運動はしないように気をつけています(笑)。
今日着用したパープルピンクのきれい色パンツも、昔なら入らなかったかもしれません。こんな風に季節に合わせて春らしい色を自由に着られるっていいですね。色で表情が明るく、気分まで良くしてくれる。まさにファションの持つパワーだと思います」(潮田さん)。
プライベートでは圧倒的にパンツスタイルが多いというが、選び方で意識していることがあるのだとか。
「アスリート時代の名残で脚が太いのが悩みなので、パンツを選ぶ時はシルエットを重視しています。また腰がパーンと張って見えないものをチョイスするのも大事。セオリーリュクスはパンツのきれいさに定評がありますが、それは着用するとより実感できます。
着用したピンクのセットアップがまさにそうなのですが、落ち感のある素材とタックが入ったデザインの組み合わせなので、腰回りに余裕がありつつ、布がすっと落ちるので、すごくすっきり見えるんです。しかもウエストがゴムで履き心地も楽だから、毎日でも履きたいほど。スモーキーピンクも甘すぎず、大人の女性らしさを演出してくれそうで、すごく気に入りました」(潮田さん)。
仕事などオフィシャルなシーンではスカートやワンピースを着用することが多いというが、一番気をつけているのは丈感だそう。
「足首まで隠れる長めの丈を選ぶことが多かったのですが、それはふくらはぎの太さを気にしていたから。でも、今日着用したような張りのある素材のフレアシルエットだと、相対的に脚が細く見えることに気づきました。ジレを合わせたストレートシルエットのスカートも、腰回りをカバーしてまっすぐに見せてくれることに驚きました。以前はミディ丈スカートを履くことに抵抗があったのですが、これからはもっと挑戦していきたいですね」(潮田さん)。
着用商品
引退後も人生は続く。だからこそ
次世代の女性アスリートを応援したい
女性アスリートというとまさに健康体そのもので、身体の悩みなどないように思われがちだが、女性の性自体が封印されてしまうことが多く、目に見えない健康面こそフォローが必要なのだと潮田さんは言う。例えばそれは女性ホルモンや月経の問題。
潮田さんは昨年、元テニスプレイヤーの杉山愛さんらとともに社団法人Woman's waysを立ち上げた。現役の女性アスリートに向けて、女性特有の健康知識を広める運動に注力するためだ。
「現役時代には練習量や食事のバランスを含め健康面を徹底的に管理されていましたが、月経や女性ホルモンなどのコンディションについてはほとんど知識がなく、大人から指導されることもありませんでした。
女性アスリートは勝つために生理の辛さを我慢したり、身体の声を無視して頑張ってしまいがちですが、それは引退後の長い人生にとって取り返しがつかないことになってしまう危険性があります。日本のスポーツ業界はそうした女性特有の性に関してまだまだ手薄なんです。
私は結婚して二児を出産し、女性ならではの変化や大変さを経験してきたからこそ、実感を持って若い選手たちに伝えられることがあるのではないかと思っています。
現役を引退した後も女性としての人生はずっと続きます。後で後悔しないためにも、講演会やセミナーなどを通じて女性特有の身体の知識を広める活動をしながら、これからもアスリートたちを応援していきたいと思っています」(潮田さん)。
Photographer/YOSHIYUKI NAGATOMO
Stylist/AYAKO FUKUDA
Hair&Make/TOMOMI KIDOKORO
Editor&Writer/ASAMI TSUBOTA