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タフに、しなやかに、エコロジカルに。
ツイギー(小枝)のように、どんな風に吹かれても
しなりながら自由に、いろんな方向に伸びていく。
そんな風に自由な感性で生きていく。

松浦 美穂 さん

TWIGGYオーナースタイリスト

多くの著名人をはじめ、新しい自分になりたい人たちが日々、
集まるヘアサロン「ツイギー」のオーナー、松浦美穂さん。
旬のヘアカットのみならず、心と体に配慮したヘアケアアイテムを作り、
隣接するカフェでは本物のオーガニックフードを提供する。
今、女性が欲しい「真の美」を追求し、
日本のビューティ界を牽引する松浦美穂さんのパワフルの秘密に迫る。

サロンの名前は「ツイギー」。言わずと知れた60'sの一大ファッションムーブメント、スウィンギングロンドンを象徴するモデルの名前だ。ロンドンは、松浦さんにとって転機であり、気づきの宝庫であり、大切な人やこととの出会いの場。生まれ故郷と同じくらい、特別な場所だ。

「若干25歳で六本木美容室の店長に任されたんですよ。当時はバブルの入り口で、世の中がまさに"イケイケ・ゴー・ゴー"状態(笑)。それに反して、私は店長として多くの収入も得ていたけど、とにかく悶々とし続けていた時期。自分は肩書きと収入にふさわしい仕事をしているのか、中途半端じゃないか、と自信を持てなかった。だから27歳で人生、出直し!とロンドンへ飛んだんです。」

自由気ままにカムデンマーケットのテントで髪を切っていたミュージシャン、植物療法の大切さを説いてくれた親友との出会いが仕事や生き方の指針となる。「髪の毛を適当にクルクルねじって、バンバン切っていったんです。それが見たこともないくらいにカッコよく仕上がっていて。聞けば美容師でもなくてミュージシャン(笑)。それを見たとき、上手いか下手かじゃなくて、やるのかやらないのかなんだと気づいたんですよね。その先には自分にはやる!しかなかった。丁寧に向き合おうっていう度胸ができましたね。そして、とことん仕事するため、綺麗でいるための土台になるのは、健康にほかならない。ニールズヤードに勤めていた親友の影響で、ハーブ療法、ホメオパシー、食べ物の陰陽などを実践で学びました。」

ロンドンで仕事と人生の多大なるインプットを終えて帰国した松浦さんにとってサロンを開くことは必然だったという。「『ツイギー』は今でこそ外苑前に約20脚の椅子を置いて、個室を作って、スパがあって、カフェがあってとやってますが、帰国後は、マンションのせまーい一室から始めたんです。

来年でなんと30周年。今、つくづく"サロンの人"でよかったと思っています。きれいになりたい女性たちが集う場所で、エネルギーの交換ができる。私は訪れた人の気を上げる役。どんどん上げて、自分も上がる。だから錆びてちゃいけないんです。」


サロンで、そして数々の撮影現場でたくさんの人との出会いがある。「人を通じて、異業種の面白い人々とご飯を食べに行ったりして、いろんな角度から話をするのが好きです。共存、共鳴を感じられると楽しいですよね。だから年齢は関係ない。年齢で人を分けたことはないんです。10代でも80代の方でもみんな一緒。」

自分らしく、元気で人と向き合うためにファッションもとことん楽しむ。「基本的には汚れる仕事。だから白は着ない!じゃなくて汚れる覚悟で好きな白を着るぞという感じ(笑)。セオリーはなんと言っても上質で着心地がいいのが魅力。いい素材は心もリラックスできますよね。今日、履いたパンツは大好きなタイでのバカンスを思い出させるような色合いやリラックス感が好きです。」

実は「ツイギー」の店名に込めた想いはロンドンのほかにもうひとつある。それは直訳そのままで『小枝』のような生き方をする。そう聞くとなんだか弱々しく可憐ですぐに折れてしまいそうと感じるが、まったくの正反対。「どんな風に吹かれてもしなりながら自由に、いろんな方向に伸びていく。小枝の先には花が咲いて季節の変わり目が分かったり、鳥が遊びに来たりするのもいい。突風が来てもしなったまま、こっちはこっちでなんかいいなーなんてそのまま偏って生きてるのも素敵だし(笑)。大木よりも、そういう小枝の感覚を大切にしたい。タフに、しなやかに、エコロジカルに。これが私の仕事のモットーです。」

Photographs by AKEMI KUROSAKA at STUH
Cinematographs by YU NAKAJIMA
Styling: CHIAKI FURUTA
Cooperation: TWIGGY
Movie Direction: MAHO TOMONO
Realization: KAORI WATANABE at FW

Miho Matsuura

Hair Stylist

セオリーはとにかく上質で着心地がいい。
いい素材の服は心もリラックスできます。
私のおしゃれにスカーフは必須。
首の後ろが冷えるから、どんなに暑い日も
寒い日もスカーフとともに。
思い入れのあるロンドンマップ柄は
特にお気に入りです。

───── 松浦 美穂

Photographs by AKEMI KUROSAKA at STUH
Cinematographs by YU NAKAJIMA
Styling: CHIAKI FURUTA
Cooperation: TWIGGY
Movie Direction: MAHO TOMONO
Realization: KAORI WATANABE at FW